日中の明るい光で私たちは活動的になり、夕日を浴びて休息(眠る準備)に向かう、という体内リズムがつくられます。
このように、生体リズムと明かりは密接につながっています。
とは言っても、明るい朝日で目覚め、日没とともに眠る…生活ができれば良いですがそうはいきませんよね。
空間の中心となる明かり(照明)をうまく活用して、生活をより豊かにしませんか?
光は固有の色を持っており光色を表すのが色温度(記号は「K」ケルビン)です。
赤みのある光は色温度が低く温かみのある印象、青みのある光は色温度がたかく、クールな印象です。
照明から得られる光は大きく分けて5種類に分類されます。
表にまとめるとこのようになります。
【昼光色】
青みがかかった爽やかな光の色です。
在宅ワークや子供部屋など集中力を求める場合のお部屋に適しています。
【昼白色】
自然な光の色に近いです。
お料理やお化粧をする空間に適しています。
【白色】
月の光に近い光色です。
書斎やオフィスにも好ましい光色です。
【温白色】
落ち着きのある光色で、あたたかく明るい雰囲気もあるため、リビングやダイニングなどはもちろんエントランスやロビーにも最適です。
【電球色】
夕陽の色に近い光色で、温白色よりもさらに落ち着いた印象です。
ゆっくりくつろいでリラックスしたい時間に適した光色です。寝室の照明におすすめです。
このように一般的にいわれている光色ですが、内装材や壁の色、天井の色の影響や、
目の順応状況によっても印象が変化するため、どの光色の照明を用意するかとても難しいです。
ですが、近年のLED照明は色温度を調整できる「調色機能」付きの商品も販売されています。
ライフスタイルに合わせて調整できれば、より快適な毎日を過ごせそうですね!