節電の夏
エアコン等電化製品の使用量が増える夏。
我慢しないでお家でできる節電方法や、快適に過ごせるようになる取り組み等をご紹介します!!
2023年度の電力需給見通しは?
昨年2022年度の夏に続き、今年も夏場に電力供給はひっ迫するのでしょうか?
経済産業省 資源エネルギー庁より『電力需給対策について』という資料が2023年3月29日に公開されています。一部抜粋すると、下記のような内容となっています。
(一部抜粋) ⚫ 2023年度の電力需給見通しについて、全電気事業者から提出される供給計画のとり まとめ作業が完了した。 ⚫ これに基づく2023年度夏季の電力需給は、10年に1度の猛暑を想定した厳気象H1 需要に対し、全エリアで安定供給に最低限必要な予備率3%を確保できる見通しとなっ た。 ⚫ 一方、7月の東京エリアの予備率は3.0%と厳しい見通しとなっており、2023年度夏季 の供給力対策の方向性について御議論いただきたい。
安定供給に必要な予備率は確保できる見通しではあるものの、東京エリアの7月の予備率は、安定に必要なギリギリな数値(3.0%)となっています。
関西圏でも、安定供給が見込まれてはいるものの、電気やガス等のエネルギー価格の上昇や、物価高騰による生活費の値上がりがトレンド。
『できる限り節電・節約したい』と思われる方も多いのではないでしょうか。
我慢して体調を崩すほどの節電は避けたいですが、
と思いますよね…!
無駄を省くことができると、お財布にも嬉しく、地球にも優しいので一石二鳥!
無理のない範囲で、できるところから節電を始めてみましょう。
無理のない節電のポイントは?
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイトによりますと、
家庭で電力消費が大きい電化製品は下記3つです。
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エアコン
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冷蔵庫
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照明
エネルギー消費量の多い機器から節電を見直してみましょう
エアコン
- 窓、ドアの開閉を少なくする。
- 夏場はレースのカーテンやすだれ等で日差しをカットする
- 冬場は厚手のカーテンをする。(床まで届く長い丈で冷気をシャットアウト)
- 扇風機やサーキュレーターを併用する
(無理のない範囲で)使用時間・使用温度を見直す
外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合(使用時間:9時間/日)
▶年間で約940円の節約、CO2削減量14.8kg
冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度:28℃)
▶年間で約580円の節約、CO2削減量9.2kg
※気温や体調により、無理のない範囲で行ってください。
我慢や無理は熱中症リスクを高めます。また夜間でも熱中症になる場合がありますので、十分ご注意ください。
室外機のまわりに物を置かない
室外機の吹出口にものを置くと、冷暖房の効果が下がります。
フィルター掃除を行う
フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較
▶年間で約990円の節約、CO2削減量15.6kg
と記載されています。
エアコン内部の清掃について、省エネポータルでも触れられています。
長時間使用されたエアコンは内部に埃等がたまることにより、エアコンの性能を低下させることがあります。 また、内部にカビが繁殖することで、異臭の原因やアレルギー症状の原因となるという報告もあります。 知識のある事業者に依頼すれば、エアコン内部の汚れを取ることで性能を回復させ、 省エネになる可能性があるとともに、空気の清潔性維持や匂いの除去を通じて快適に過ごすことができます。 ただし、エアコンについて十分な知識がない方が内部の洗浄を行うと 故障の原因となることもありますし、悪質な事業者によるトラブルも報告されていますので、 依頼する場合はそうした点にご留意ください。 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルより引用
もしエアコン内部の清掃を行う場合は、知識のある事業者へ依頼をすると安心です。
冷蔵庫
開閉の回数をできるだけ減らす
熱いまま冷蔵庫に入れない
物を詰め込みすぎない
設定温度はできるだけ夏は『中』、冬は『弱』に設置
開けている時間を短く
開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較
▶年間で約190円の節約、CO2削減量3.0kg
照明
不要な電気はこまめに消す
LEDへ替えることを検討
リビングや寝室の明るさを下げる
効果の高い節電は?
自宅ですぐに、無理なくできる節電方法をお伝えしました。
ここからは、もう少し効果の高い節電ができる方法についてご紹介します。
簡単なリフォームで効果の高い節電術
現在は、省エネに高い効果のある住宅設備や、リフォームなどもバリエーションがたくさんあります。
大がかりなリフォームではなくても、節電効果の高い住宅設備をご紹介します。
窓や家の断熱性能をアップ!夏涼しく、冬暖かい内窓リフォーム
家の中を快適な温度にするポイントは、窓や玄関などの開口部です。
開口部のうち、影響が大きいのは、『窓』なんです。
夏、室内に熱い空気が入ってくるのは、約70%は窓から。
そして冬に暖気が逃げるのは、約60%は窓からなんです。
今ある窓に、プラスして内側に窓を取り付け、二重窓にすることで、窓と窓の間に空気層ができます。
この空気層が断熱性能を高めます。
▾内窓については、詳しくはコチラ
内窓をつけることで、こんな効果が見込まれます。
- 断熱効果・・・冷暖房効果を高め、省エネ効果があります。冷暖房費の節約にもつながります。
- 夏の遮熱効果・・・紫外線をカットし、冷房効果が高まります。家具の色褪せや、肌の日焼けも防げます。
- 防音効果・・・遮音性が高いため、外からの騒音を防ぎます。
- 結露対策・・・外気温の影響を受けにくくなるため、結露が軽減します。カビやダニの発生を予防します。
その他にも断熱性能を高めることで、色々メリットがありますので、ご相談ください。
日差しをカット 日よけシェード
窓の外やバルコニーにつけることで、日差しを窓の外でカットし、冷房効率が良くなります。
自宅に設置できるかどうかも含めて、ご相談可能です。
シィメスでは、下記3つの方法でご相談を承っています。
- 電話
- お問い合わせフォーム
- LINE
さいごに
快適に夏を過ごしましょう。